「大人になればオイリー肌は治ると思ってたのに、30代になっても、おでこや鼻がテカテカのまま・・・」
「私だけ皮脂まみれでみっともない・・・」
こんなお悩みを抱えていませんか?
実は、大人のオイリー肌は、思春期のオイリー肌と原因が違います。
だからこそ、スキンケアもそれに合わせて変えていく必要があるのです。
こちらのページでは、大人女子がオイリー肌になってしまう原因とその対策方法を紹介していきます!
1.オイリー肌の原因は、思春期とそれ以降で変化する
10代や20代がオイリー肌に悩まされやすいのは、思春期に急激に分泌される成長ホルモンの影響によるものです。
この成長ホルモンによるオイリー肌は分泌が収まるにつれ自然と治ってゆきます。
個人差はありますが、30代を迎える頃には成長ホルモンの分泌は落ち着いている場合がほとんどです。
つまり、30代を超えてもオイリー肌が改善しない場合、それまでとは違う「大人女子特有のオイリー肌の原因」によってオイリー肌になってしまっているということになります。
原因が変われば対策も当然変わってきますので、自分のオイリー肌の原因をしっかり知っておくことが大切です。
2.大人女子特有のオイリー肌の原因とその対策
1.ホルモンバランスの崩れ
10代や20代のオイリー肌は、成長ホルモンの影響によるホルモンバランスの崩れです。
大人女子の場合も「ホルモンバランスの崩れ」によってオイリー肌が悪化してしまうことが多いのですが、大人女子の場合は成長ホルモンではなく「黄体ホルモン」と「男性ホルモン」の2つのホルモンが関係しています。
1.黄体ホルモン
「黄体ホルモン」というのは、生理前に多く分泌されるホルモンです。
この黄体ホルモンには皮脂分泌を促す作用があります。
生理前になると肌の調子が悪くなる、ニキビができるというのはこの黄体ホルモンの影響をうけているせいなのです。
生理前に黄体ホルモンの分泌が増加するのは大人の女性なら自然なことですので、多少の不調は仕方のないものと割り切って考えた方がよいでしょう。
生理前は特にスキンケアを丁寧に行う、食事や睡眠に気を配るなど皮脂が増えてしまう他の原因を作らないよう気を配ることが大切です。
2.男性ホルモン
次に「男性ホルモン」です。
男性ホルモンも黄体ホルモンと同じく皮脂の分泌を活発にさせる効果があります。
男性の方がオイリー肌に悩まされやすい傾向にありますが、それは男性ホルモンが多く分泌されていることが原因です。
女性であっても、睡眠不足が続いたりストレスを過剰に感じたりすると男性ホルモンが分泌されやすくなり、結果的にオイリー肌になってしまいます。
生活が不規則な方やストレスの多い状態が続いている方は、ホルモンバランスが崩れてしまっている可能性があります。
睡眠時間をできるだけ確保し、ストレスを解消できるよう心身を労ってあげてください。
2. ターンオーバー周期の乱れ
「ターンオーバー」とは、お肌の生まれ変わりのことです。
私たちのお肌はいくつかの層に分かれており、通常約28日周期で一番上の層が剥がれおち、下の層が押し上げられる形で生まれ変わっていきます。
しかし、このターンオーバーの周期は、年齡を重ねるごとに長くなっていくうえ、さらにホルモンバランスの崩れやストレスなどによって乱れやすくなっています。
ターンオーバーが正しく行われないと、肌のバリア機能や保水機能がどんどん落ちてゆき、結果として皮脂が過剰に分泌される原因となります。
肌がごわつく、くすみが気になるという場合には、ターンオーバーが乱れてしまっているのかもしれません。
ターンオーバーの乱れを改善するには、しっかり保湿を行い肌のバリア機能を高めることが大切です。
また、睡眠不足や不規則な食生活など生活習慣もターンオーバーには大きく関わってきますので、改善していきましょう。
3. 間違ったスキンケア
一般的なオイリー肌のスキンケアは、あぶらとり紙で皮脂を頻繁にとったり、洗浄力の強い洗顔料を使ったり、ピーリングによる角質ケアを行ったりと刺激の強いものが多いです。
10代や20代の回復力の強いお肌であれば問題がなかったケアでも、30代以降の大人女子の肌には刺激が強すぎて、お肌の負担になってしまいがち。
「オイリー肌だから」といつまでも刺激の強いスキンケアを行っていると肌のバリア機能が弱り、「インナードライ」 (乾燥からくるオイリー肌)に陥ってしまうこともあります。
「オイリー肌だからコレが正しいはず」という思い込みを捨て、年齡にあったケアを行うことが大人のオイリー肌改善の近道となります。
3.年齡と共にオイリー肌のケアも変えていくことが大切
オイリー肌に長年悩んでいると、知らないうちに「オイリー肌のスキンケアはこう」と自分の中でルールが決まってしまっているものです。
しかし、年齡を重ねるごとにお肌の状態も変わっていきます。
見た目には同じオイリー肌に見えても、効果的なスキンケアは同じではないのです。
今の自分に合ったスキンケアを見つけ、お肌の状態をよりよいものにしていきましょう!