「アーティチョークエキス」は、最近注目を集めている美容成分です。

あまり聞いたことがないという方も多いかと思いますが、毛穴トラブルや美白ケア、アンチエイジングなど肌に嬉しい効果がたくさんあり、さまざまな肌トラブルに悩まされる大人のオイリー肌にピッタリの成分なのです。

こちらのページでは、オイリー肌におすすめの有効成分「アーティチョークエキス」について、その効果や副作用などをまとめました。

Menu
  1. アーティチョークエキスとは?
  2. アーティチョークエキスの効果
  3. アーティチョークエキスの副作用

1. アーティチョークエキスとは?

アーティチョークとは、主にフランス料理で使われる西洋野菜のことをいいます。

日本の気候では栽培が難しいためスーパーに出回ることは少ないのですが、最近ではイタリアンレストランやフレンチレストランで提供されることも増えてきているようです。

和名をチョウセンアザミといい、美しい花を咲かせることから観賞用としても栽培されています。

アーティチョークは食用のほか、美容効果のあるハーブとしても知られており、紀元前のギリシャやローマでヨーグルトパックなどとして利用されていました。
また、消化器官の不調に効くとしてヨーロッパではハーブティとしても楽しまれています。

このアーティチョークの葉から抽出されるエキスをアーティチョークエキスと言い、毛穴ケアや美白、アンチエイジングといった高い美容効果がある として最近注目を集めているのです。

高い美容効果の秘密は、アーティチョークエキスに多く含まれる「シナロピクリン」にあります。

お肌は紫外線を受けると、NF-kB(エヌエフ-カッパビー)という因子が活性化します。
このNF-kBという因子は元々お肌を守る司令塔のような役割を果たしているのですが、紫外線を浴びすぎるとその働きが過剰になってしまい、メラニンを増加させたり、毛穴をたるませたり、角質を硬化させて肌をごわつかせたりなどいわゆる「光老化」と呼ばれる老化現象を促進させてしまうのです。

シナロピクリンは、このNF-kBを抑制させる効果があります。
NF-kBを抑制することで、光老化による毛穴トラブル、くすみやシミの予防・ケアに繋がるというわけです。

2. アーティチョークエキスの効果

エイジングケア

老化現象のひとつ「光老化」(紫外線による肌の老化)はNF-kBの過剰な働きによって起きます。
アーティチョークエキスに含まれるシナロピクリンがNF-kBの働きを抑えることで、光老化によるシミ・シワ・くすみ・ごわつきといったあらゆるエイジングトラブルを予防・ケアすることができます。

毛穴ケア

アーティチョークエキスに含まれるシナロピクリンには光老化(紫外線による肌の老化)の原因因子NF-kBを抑制する効果があり、肌の老化による肌の黒ずみや皮脂の詰まり、角質硬化など毛穴が目立ちやすくなるトラブルの改善が期待できます。

美白ケア

アーティチョークエキスに含まれるシナロピクリンがメラニン増加の原因である因子NF-kBの働きを抑制することで、メラニン生成を抑え、高い美白効果をもたらします。

3. アーティチョークエキスの副作用

現在、アーティチョークエキスを配合した化粧品を使用することによる重篤な副作用は報告されていません。

しかし、アーティチョークがキク科の植物であることから、キク科の植物にアレルギーを持つ方が使用するとアレルギー反応がでることがあるようなので、キク科の植物にアレルギーを持つ方は注意が必要です。

また、ハーブティやサプリとしてアーティチョークを服用する場合、妊娠・授乳中の方や、胆道閉鎖、胆石の症状がある方は医師の診断が必要とされていますのでご注意ください。