オイリー肌なら角質ケアは外せないスペシャルケアですよね！
しかし、角質ケアは効果がすぐに現れる反面、使い方を間違えるとお肌に大ダメージを与え、オイリー肌を悪化させてしまうという危険な一面もあります。
こちらのページでは、角質ケアの基礎知識と正しい角質ケアのポイントについて紹介していきます。
1. 角質ケアとは？
本来であれば古い角質はお肌のターンオーバー(新陳代謝)の働きにより自然に剥がれおちてゆきます。
しかし、加齢や摩擦、乾燥などの原因によってお肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が上手く剥がれおちずにどんどん溜まっていってしまうのです。
古い角質が溜まってしまうと、肌のくすみやごわつき、毛穴トラブルなどさまざまなトラブルを引き起こします。
また、保湿能力も落ちてしまうためにいくら保湿しても潤いが保ちづらく、インナードライ(乾燥性オイリー肌)の原因にもなります。
※インナードライについて詳しくはこちら→『オイリー肌なら必ず知っておきたいインナードライの基礎知識』
角質ケアとは、このお肌に溜まってしまった古い角質を取り除くケアのことを言います。
角質ケアの効果としては、「肌のターンオーバー（新陳代謝）の促進」「肌のくすみやごわつきの改善」などが挙げられます。
古い角質が除去されることでスキンケアアイテムの浸透力が上がった、化粧ノリがよくなったと感じる人も多いようです。
2. 角質ケアの種類
代表的な角質ケアを紹介します。
スクラブ洗顔料
角質ケアというとスクラブ洗顔を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。 スクラブ洗顔は、小さな粒(スクラブ)を肌にこすりつけることで古い角質を肌からこそげ落とす角質ケアです。
物理的にこすることになるので肌への負担が大きくなりやすく、やりすぎには注意が必要です。
ピーリング石けん
ピーリング石けんには、AHA(フルーツ酸)などの角質をピール(剥がす)する成分が配合されています。
酸の力で緩やかに角質を剥がすので、肌を直接摩擦するスクラブ洗顔よりもお肌への負担が軽いと言われています。
より本格的なピーリングをしたいという方は、皮膚科でピーリング施術を受けることもできます。
酵素洗顔料
酵素洗顔にはその名の通り酵素が配合されています。
古い角質というのはタンパク質が主成分となっているため、タンパク質を分解する力を持つ酵素が効果的と言われています。
特に毛穴の詰まりに悩んでいる方にオススメです。
拭き取り化粧水
拭き取り化粧水は、角質除去成分が配合されているもののことを指します。
配合されている成分は商品によってさまざまなので、お肌に合ったものを選びましょう。
いつものスキンケアの前にコットンに拭き取り化粧水を含ませて拭き取るだけで角質ケアが完了します。
基本的に毎日使うことを想定されているものが多く、角質ケアの中では刺激が低いとされています。
3.正しい角質ケアのポイント
角質ケアで一番気をつけなければならないのは「角質ケアをやりすぎない」ことです。
古い角質が溜まるのは肌トラブルの原因となりますが、角質ケアをやりすぎると古い角質以外も剥がしてしまいます。
角質はお肌の一番表面の部分で肌を刺激から守る・水分を保つ役割を持っています。
この角質を剥がすということは刺激を受けやすく、水分を保ちにくい肌にするということになり、肌トラブルの原因となるのです。
商品ごとの使用方法をきちんと守り、必要以上にゴシゴシ擦る、長時間ケアをするなど誤った使用法はやめましょう。
また、頻度も大切です。
角質ケアはあくまでスペシャルケアであり、ほとんどの場合は1週間に1回ほどで十分です。
人によってはそもそも古い角質がそれほど溜まっていないこともあります。商品によって推奨頻度は変わってきますが、お肌に負担がかかっていると感じたら頻度を減らすなどしてお肌を守りましょう。
また、角質ケアを行った後のお肌はデリケートな状態ですので、いつもよりもしっかり保湿を行って守ってあげましょう。
保湿成分が潤沢に入った保湿パックなどもオススメです。
4. 正しい角質ケアでオイリー肌を改善しよう！
一般的にオイリー肌は角質が溜まりやすくターンオーバー（肌の新陳代謝）が停滞しやすい肌質と言われており、古い角質を取り除く角質ケアはオイリー肌に効果的、ということがよく言われています。
実際、角質ケアを行うことで肌の調子がよくなった、オイリー肌のトラブルが改善したという方も多くいます。しかし、角質ケアのせいでオイリー肌が悪化してしまっている方も非常に多いのです。
角質ケアでオイリー肌が悪化してしまう原因としては、主に「角質ケアのやりすぎ」と「角質ケア後の保湿不足」の2つが挙げられます。
角質ケアはお肌に負担がかかるケアです。
角質ケアをする際には適切な頻度といつもより入念な保湿を心がけてください。
また、お肌の調子が悪いときには角質ケアをお休みしましょう。
